安心(Safety)笑顔(Smile)成長(Step up)の3Sを指針に障害をおもちの方達の存在を地域でありのままに受け入れてもらえるコミュニティ空間の創設を目指すとともに、利用者1人ひとりの特性にあった就労支援を行う事で生きがいや人から必要とされる喜びに繋がればと思い始めました。
障がいの有無に関わらず社会の中で助け合い、共に生きていく社会をつくるためには地域活動はとても大切な取り組みです。私たちのことを知っていただくこと多様性に理解ある社会に少しでも近づくために「北野らんど」から出来ること利用者さんと共に歩み出しました。
社会は少しずつ変わってきています、変わってきたのではありません。「変えてきた人」がいたからです。何年か何十年か後に「変えてきた人」の一人でありたいと思います。
利用者様の表彰式
中京区役所で実施されている京都の夏の風物詩「京の地蔵盆」イラストコンテストに応募させて頂きました。京都の夏の風物詩「京の地蔵盆」を広く周知し、区民の皆様により関心・理解を深めていただくことを目的に、利用者O様と地蔵盆の思い出話などもしながら考えた貼り絵が入賞しました。
地域コミュニティの発展に貢献でき、興味があるという気持ち、意欲を大切にしてそれぞれの強味を引き出しながらできた作品です。
北野商店街での「ゆめあつめ」マルシェの様子
私たち「北野らんど」は2022年1月に開所し、施設作りから商品の開発まで、一つ一つを利用者さんと共に歩んで参りました。コロナ渦で我慢を強いられる中、自分達の出来ることや、やってみたい!試してみたい!を形にした結果「ゆめあつめマルシェ」の出店へとつながりました。
初めての出店販売と言う事もあり不安と希望が入り交じりながらいざ出店!!
商店街を行きかう人たちが足をとめ、沢山の方が商品に興味を持って下さい。あっという間にブース前は賑やかになりました。
他のお店を見て「これなら作れそうだ」「ここを改善すればいいのか」など探求心が生まれて向上に繋がり参加してよかったと思います。今まで作る側しか経験していない利用者さん達が売る側を経験され実際に購入された方の声を直に聞いて今まで感じたことのない達成感を得られ素敵な笑顔が見られました。
「北野らんど」での仕事の目的は売り上げでも成績でも、効率のよさでもありません、それは私たちの「やりがい」です。一つのものを作り上げるためには沢山の工程があります。すべておひとりで仕上げるのではなく、「出来るところ」を「出来る分だけ」で個人のスキルや目標、願いに寄り添いながら皆さんのペースで仕事をすすめています。「やりがい」から様々な地域活動へと。
他の事業所さんとも商品についての話ができ次回の出店の時や今後自分の作った物が売れた時の喜びを思い出してもらい、ご自身の力や励みになれることを確信いたしました。
沢山ある中で生産活動を行うことを決め、日々の生活の中で作り上げられた作品が皆さんの力が合わさりできた結晶であり初めての経験になり、商品が売れる喜びを肌で感じとってもらえればいいなと思います。
コロナも5類に移行されやっと世の中に出せることができ、障害の有無しにかかわらず個々人がそれぞれの希望やスキル、目標、目的もあり、一人ひとりの気持ちや思い、願いに寄り添いながら自分のペースに合ったものづくりができました。四季折々の行事を年間通して企画するレクリエーション等に、さまざまな活動を通して豊かな生活づくりと安定した日常生活につながるよう支援します。
梱包やディスプレイ、ショップロゴなども利用者様がつくった自信作です。
利用者様が手をかけることができ売れるものをつくるそういう視点でものづくりを考えるのは楽しい、モチベーションUPにもつながり作業所等での製品という枠を超え、おしゃれでかわいい「商品」を生み出す場へ変わり、福祉の心を大切にしながらも社会に認知されればと思います
北野商店街で清掃活動参加
9月上旬はまだまだ暑い季節で、まだ夏の続きといった時期ですよね。いまだ暑さが厳しいですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
北野商店街のあるゆめ工房さんが募集されていたイベントに応募し、商店街×福祉『ゆめひろい』に参加させていただきました。
利用者さんにお声掛けして一緒に雑草などの草むしりや掃き掃除などを2時間ほどしました。他にも大学生や福祉施設の方も参加されていて、様々な障害のある方々もいらっしゃり商店街の方々も協力されていて、とても良い出会いと経験ができました。お声をかけて頂いたゆめ工房さんに感謝しています。